テント倉庫にはどんな種類がある?適切なテント倉庫を選ぼう

公開日:2024/01/15   最終更新日:2023/12/05

テント倉庫

テント倉庫は多岐にわたり、その種類は用途や機能に基づいて異なります。物品の保管、展示会、一時的な作業スペースなど、ニーズに合わせた適切なテント倉庫を選ぶことは重要です。本記事では、異なるタイプのテント倉庫に焦点を当て、耐久性、設置の容易さ、環境適応性などの観点から選ぶ際のポイントを紹介します。

テント倉庫の種類

テント倉庫は多様な形状と機能を備え、用途に応じた選択が求められます。こちらでは、異なるテント倉庫の特長を3タイプ紹介します。

固定式テント倉庫タイプ

固定式テント倉庫は、全面に生地が張られており、雨や風、外気を徹底的に防ぐ特長があります。これは、商品や材料、金型などの保管や機械の保護、室内環境の保全が必要な場面に最適です。

建築確認申請が必要となりますが、物品の保管に使用する場合は緩和措置を受けることができ、コスト面でもメリットがあります。利用用途には、倉庫や作業場としての活用や、スポーツ練習場、プールなどの施設も挙げられます。

上屋荷捌テント倉庫タイプ

上屋荷捌テント倉庫は、側面に壁がない独特の構造を持ち、トラックの乗り入れが可能です。トラックの荷降ろしや積み込み場所として優れており、物流の最適化に寄与します。仮置き、荷捌き、集積場所として一時的な保管にも利用され、物流動線を効果的に整備できます。

雨天時の作業や効率的な物流が求められる状況に適しており、トラックからの荷下ろしや積み込み場所、換気が必要な作業場などで幅広く利用されています。

移動式伸縮式テント倉庫タイプ

移動式伸縮式テント倉庫は、固定式のテント倉庫と同じ形状を持ちつつも、後ろ方向に敷設されたレール上にジャバラ状に伸縮する仕組みを備えています。スライドハウス、ジャバラハウス、アコーディオンハウスとも呼ばれています。

このテント倉庫は伸縮機能により、非使用時にはコンパクトで、必要な際には伸ばして使用できます。そのため、敷地スペースを柔軟に有効活用したい場合に最適です。また、大型で長い荷物の移動や保管に悩む方々にもおすすめです。

鉄筋プラント設備工場、鉄骨加工工場、開削工法の工事現場など、様々な用途で利用されています。

テント倉庫のメリットとデメリット

テント倉庫は短期建築や経済性がありますが、生地の劣化や気温調整の難しさ、天災への脆弱性が懸念されます。以下で、メリットとデメリットについてくわしく解説します。

メリット①工期短縮

テント倉庫は、構造適合性判定が不要で、もっとも基本的なものでも着工から完成まで最短2か月程度で建築可能です。急な需要変動にも即座に対応でき、プロジェクトの迅速な進捗が期待できるでしょう。

メリット➁経済性

テント倉庫は、シンプルで軽量な構造と素材を使用し、少人数での施工が可能なため、人件費を削減できます。加えて、基礎工事のボリューム削減や合理的な構造により、初期費用を抑えつつも高いコスト効率を実現します。

メリット➂柔軟な敷地利用

テント倉庫は、特殊な形状の敷地にも適応でき、三角形や長方形地など他の建造物では難しい敷地条件にも対応可能です。これにより、利用可能な敷地のバリエーションが広がり、設置場所に制約が生じません。

デメリット①生地の劣化や破損

テント倉庫の生地は太陽光、紫外線、外環境の影響を受けやすく、約10年ごとに張替えが必要です。物体との衝突や外部からの侵入にも脆弱であり、慎重なメンテナンスが必要です。

デメリット➁温度調整の難しさ

テント倉庫内は夏場は暑く、冬場は寒い傾向があります。ただし、換気設備(ベンチレーター)の導入で温度をコントロール可能です。ベンチレーターの活用により、結露の予防にも効果があります。

デメリット➂天災に対する脆弱性

テント倉庫は台風などの天災に弱く、強風や激しい雨による損傷のリスクがあります。地域の気象条件や季節に合わせた対策が必要で、注意が必要です。また、外気内気の寒暖差や季節変動により、テント倉庫内部に結露が発生する可能性があります。結露は倉庫内の収納物に悪影響を与える可能性があり、慎重な管理が必要です。

テント倉庫の選び方

テント倉庫を選ぶ際には、慎重な検討が必要です。まず、用途を明確にしましょう。収納物が可燃物か不燃物かによって使用する生地が異なり、不燃物ならコスト削減の可能性があります。次に、必要な大きさを考慮します。建設場所や必要なスペースに合わせて適切なサイズを選ぶことが重要です。

間口の広さも考慮し、使い勝手を確認しましょう。壁面の有無も重要なポイントです。固定式テント倉庫はすべての面に壁があり、商品の保管に適しています。一方で、上屋荷捌テント倉庫は壁がなく、使い勝手が良い場合があります。最後に予算を確定させましょう。

予算内で最適なテント倉庫を選ぶことが肝要です。コストと性能のバランスを考え、ニーズに最適な選択をおこないましょう。慎重な検討により、長期的な利用価値を最大限に引き出すことが可能です。

まとめ

本記事では、テント倉庫の多彩な種類や選定のポイント、そしてメリットとデメリットに焦点を当てました。用途や大きさ、壁面の有無など、慎重な検討が選び方の鍵です。メリットとしては短期建築や経済性が挙げられますが、注意が必要なデメリットも。用途や予算に応じて最適なテント倉庫を選び、柔軟な利用や経済的な面でのメリットを最大限に引き出すことが重要です。

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