上屋テントとはどんなテント倉庫?どんなときに役に立つ?

公開日:2023/05/15   最終更新日:2023/04/05


今回の記事は、上屋テントについて解説します。上屋テントは、壁がないため大型車両も簡単に出入りできます。また、工期が短く費用も抑えられるメリットがあります。雨をしのぎながら工場で効率的に業務を進めたいと考えている人や、フットサル場やテニスコートを設置したいと考えている人は、ぜひ最後までご覧ください。

上屋テントとは

上屋テントとは、壁が取り払われているテントを指し、別名は荷捌きテントといわれています。荷捌き、保管、作業場として活用できるほか、暑さが酷いときや寒さが激しいときは、日除けや暖をとる場所としても活用できます。さらに、悪天候のときでも運動できるように、スポーツ施設でも使用されています。ここからは、具体的な特徴を解説します。

壁がないため出入りが簡単

上屋テントには壁がないため、屋根の高さを高くすることで、フォークリフトやトラックによる移動も容易です。効率的に動けるため、物流の現場では重宝されています。

壁やカーテンと組み合わせることでレイアウトが自由

壁がないテントですが、カーテンを組み合わせることで簡易的な壁を設けられます。製品を一時的に保管する必要があるときは、雨風をしのげるようになっています。また、外部からの視線を遮る効果もあります。

多くの用途がある

用途や設計に決まりがないため、用途に応じて高さなどの変更が可能です。悪天候のときでも、上屋テント内で業務できます。

柱スパンを飛ばせる

テントの生地は軽量なため、柱スパンがなくても安全に設置できます。これにより、フォークリフトやトラックが自由に移動できるほか、作業動線の確保がしやすいため、効率的に作業できます。

このような活用方法としておすすめ

上屋テントは、資材や雨に濡らしてしまうと困る商品におすすめです。ほかにも、水滴を放置すると発生するカビを抑制したり、トラックに積むときに雑巾などで水滴を拭く手間を省いたりする目的でも活用します。

さらに、出荷準備中の製品を保管する場所として活用するだけではなく、現在の倉庫を拡張したいときにも使用できます。ほかにも、企業のレクリエーション活動の一環としてフットサル場やテニスコート、悪天候のときや日差しが強いときの休憩スペース、フォークリフトやクレーンなどの車両スペース、一時的な雨風をしのげる場所など、さまざまあります。

上屋テントの種類

上屋テントといっても、形状や種類が異なるものがあります。ここからは、上屋テントの種類を3種類紹介します。

大型の上屋テント

テント内の柱数をできる限り減らしています。これにより、テント内をスムーズに移動できるほか、大きな車両を停めるスペースとしても活躍します。価格は、シートの生地の種類や床面積により異なります。

荷捌きテント

こちらは、壁やカーテンを取り付けて雨風をしのぐために使用されます。天候問わず作業する場合や、できるだけ濡らしたくない資材、テントのなかを一時的に見られたくない場合に用います。

通路用のテント

設置面積はさほど広くありませんが、工場と事務所の通路に設置されることがよくあります。荷物を運搬するための経路として活用されています。

上屋テントのメリット

ここからは、上屋テントを用いるメリットを3点紹介します。

自由度の高い設計とレイアウト

用途や設計は決まっていないため、既存の倉庫スペースを拡充したいときや、一時的に製品を保管したいときなどに使用できます。

工期が短くて費用が抑えられる

工期は1か月以内です。ほかの建物と比較すると工期が短いため、人件費が削減されます。そのぶん費用が抑えられます。

杭工事が不要

地面に杭を打つ作業は、煩わしいだけではなく、地盤が弱い場所では建てられない場合があります。しかし上屋テントであれば、杭工事が不要なため地盤に関係なく設置できます。

上屋テントのデメリット

さまざまな使用用途がある上屋テントですが、デメリットが3点あります。

シートの張り替えが必要

シート生地は、外壁や屋根と比較すると損傷しやすいため張り替えが必要です。10~13年を目安に張り替えましょう。

雨を完全に防げない

横殴りの雨の場合は、雨を完全にしのげるわけではありません。壁やカーテンを取り付けても一部分は開放されているからです。

防犯性が低い

鍵がかからないため、長期間製品を保管する場所としては向いていません。また、貴重品は各自で盗難被害に遭わないようにする必要があります。

まとめ

今回は、上屋テントの魅力を紹介しました。スポーツ施設の雨除けや日除けにも活用できるため、用途に応じて自由に設計できます。工期が短く済むため、急いで設置したいと考えている人にもおすすめです。費用は床面積とシートの生地の種類で決まりますが、業者によって価格帯が異なるため、比較しながら慎重に検討しましょう。

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